ファースト住建

ir情報

HOMEIR情報トップメッセージ

トップメッセージ Top Message

トップメッセージ
トップメッセージ トップメッセージ

令和5年10月期の事業環境

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

当期においては、コロナ禍から経済活動の正常化が進む中、世界的な金利の上昇や円安、ウクライナ情勢の長期化や、国際的な紛争などの不安要素など、依然として景気の先行きが見通せない状況が続いております。

不動産業界におきましては、土地価格や建築資材の高騰により販売価格が上昇する中、販売競争が激化し、同業各社も販売面、利益面で苦戦しており、事業環境としては大変厳しい状況が続いております。

当社の取り組みとその成果

主力の戸建分譲では、土地価格の上昇と各種建築資材が高騰する中、厳選した分譲用地の仕入や積極的なバリューエンジニアリングの推進、各種キャンペーン等を行い、当期における販売棟数は1,303棟(前期比8.8%増)となりましたが、値引きする物件も増加し収益性は悪化いたしました。請負工事では、急激に建築コストが上昇し、受注は伸び悩み、引渡棟数は33棟(同37.7%減)になりました。

マンション事業では、賃貸による安定的な収益を着実に拡大するべく、賃貸用不動産の新規取得を進めており、また区分所有単位で取得した中古マンションのリノベーション販売では、当期の販売実績は17戸(同 34.6%減)となりました。特建事業につきましては、前期に受注した3物件が完成し引渡しを行いました。

なお、当社は、令和5年10月20日より、プライム市場からスタンダード市場に移行しております。詳細については、令和5年9月4日付で公表いたしました「プライム市場の上場維持基準への適合に向けた計画に基づく進捗状況(変更)及びスタンダード市場への選択申請及び適合状況について」をご参照ください。

これらの結果、当期の連結業績は、売上高433億73百万円(前期比 8.5%増)、営業利益27億23百万円(同 15.4%減)、経常利益26億61百万円(同 15.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益17億51百万円(同 14.6%減)となりました。

今後につきましても、より厳選した土地の仕入にこだわり、お客様に心から喜んでいただける、住宅作りにグループ全社で取組み、事業の拡大と企業価値の向上を目指してまいります。

株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。